記憶
2013.03/02 (Sat)
カメラを持っていない時こそ、記録に残したい映像に出会う。けれどもそれこそが記憶の映像としてかなり鮮明に残ることが多い。
しかし逆に、残った写真がその一瞬と、
その前後の時間の流れを蘇らせてくれることも多い。
滅多に行くことが出来ない旅先では普段以上にシャッターを切るので
それらの写真はその時の空気や匂い、感情を思い出させてくれる。
日常だった畑ではカメラを持たない時の方が多く、
殆どの記憶は自分だけの映像として残っている。
野菜や花、虫や小動物、風、日差し、友人、香り・・・
そしてそこで動いていた私を、
私が見ることの出来ない映像として誰かの中にも残っている。
もう二度と話して聞かせてもらうことが出来なくなった映像。
沢山あり過ぎて持ちきれないようでしたら、どこかの花の上にでも落としておいてください。
きっと拾いに行きますから。

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